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【よう実】本当に闇堕ち?一之瀬の変化について考察【ようこそ実力至上主義の教室へ】

本当に闇落ち?(アイキャッチ) よう実
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こんにちはピヨたけです。

2年生編9巻でついに一之瀬が復活?したのかと思いきや何やら不穏な空気に。

そこで今回は一之瀬は本当に闇落ちしてしまったのか?また一之瀬の変化はどうして起きたのか?原作の描写を交えながら考察してみたいと思います。

一之瀬の変化について考察

本巻で一之瀬の心境に大きな変化が起きました。いったい何が一之瀬に変化をもたらせたのか?

そもそも一之瀬は綾小路とデートする前までは、それを最後に綾小路の事を諦める気でいました。

ところが、デートの後は考えが180度変わり、自分の事を見ていて欲しいとまで言っています。

何故このような変化があったのか?

一之瀬のターニングポイントになったのは綾小路とのデート中に発したこの言葉。

「聞いてもいい?綾小路くんから告白したの?それとも軽井沢さんから?」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9巻

最初は軽井沢の事を絶対に聞かないようにしようと思っていた一之瀬。

「あの日ね?私は1つ心に決めていたことがあった。綾小路くんの前で、彼女である軽井沢さんのことだけは絶対に聞かないようにしようって」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9巻

これは後に綾小路の部屋に来た一之瀬が語っています。ところが我慢できずに聞いてしまった。

「不思議と辛くなかったの。あの瞬間だよ、私の考えが正しくないことに気づいたのは」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9巻

表向きは綾小路への想いを再認識したと一之瀬は言っていますが、気づいたのはそれだけではないとしたら?

一之瀬は綾小路に対する気持ちと同時に、綾小路の受け答えや雰囲気から、綾小路の気持ちが軽井沢に向いていないことに気がついたのではないかと予想します。

当然このように誘導したのは綾小路。綾小路は軽井沢の事を聞かれる前、このような発言をしています。

「網倉の好きな男子のタイプとか知らないか?」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9巻

この発言の前の会話からこの話題に行き着くのはやや不自然です。渡辺のためと思案していますが、綾小路は我々読者にもたまに嘘をつくので信用できません。

そもそも網倉の好きな人は本人から聞き出したので、わざわざ一之瀬に聞く必要はそこまでありません。

当然食いついてくる(噛みついてくる)一之瀬。綾小路の何気ないこの一言から思考をつなげ、綾小路が一之瀬のクラスメイトに一之瀬が生徒会を辞める理由について聞いて欲しいと頼まれたこと、網倉に想いを寄せているのは渡辺である事を言い当てています。

この綾小路の一言は、一之瀬がわずかなヒントから真相に辿りつける力を持っているか試した。自分の言動や雰囲気から軽井沢に気持ちがないことに気がつけるかを確認するためだったと予想。

綾小路の目論み通り、綾小路と軽井沢の関係に気がついた一之瀬は自分の考えを変え、綾小路の部屋で語った流れになった。

一之瀬が綾小路の軽井沢に対する気持ちに疑念を持ったのはおそらく修学旅行の時。

2年生編8巻の最後に一之瀬が行方をくらませたのは、本能がそうさせた「わざと」だったことが2年生編9巻の最後に語られています。

一之瀬は自分がこのような行動に出ることで綾小路が自分を探しにくるか試した。それは今現在綾小路が自分に対してどの程度の好意を抱いているか確認するため。それと同時に綾小路の態度と発言から軽井沢に気がないのでは?という疑念を抱いた。軽井沢の事が本当に好きなら一之瀬に対してあのような行動をとらないはず。

だからこそ9巻で綾小路に軽井沢の事は絶対に聞かないと誓った。疑念を確信に変えずに身を引こうとした。ところが抑えきれずに綾小路に軽井沢の事を聞いてしまったのです。

綾小路は綾小路でわざと一之瀬がこのような疑念を抱くような発言をして一之瀬を誘導しています。

あの修学旅行のやり取りは今考えると今回の一之瀬の変化に関する伏線になっているのだと思います。

果たして闇堕ちか?

今の一之瀬を見るに綾小路を手に入れる事とAクラスに上がる事以外に興味がないように思えます。それこそその二つを成すためなら手段を選ばない雰囲気すら漂わせています。

今の一之瀬を見て坂柳と龍園は動揺し、二人とも一之瀬の評価を改めています。これは今の一之瀬が二人と同じステージに立っている事を意味していると思います。

もし一之瀬が他3人のリーダーと対等に渡りあえるのなら、予想している綾小路の一之瀬クラス移動は必要ないような気がします。

そこで本当に必要ないのか綾小路の言葉から考えてみました。

「今、伝えようと思っている言葉を、その時に伝えることを約束する」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ11.5

11.5巻で綾小路は「今伝えようと思っている言葉」をそのとき伝えると言っています。

今思っている事とは、その時綾小路が思っている事、すなわちこの時点で確定している事です。

2年生編9巻で綾小路は今の一之瀬を確認した上で再度この約束を思い出させるような発言をしています。

「ああ。その時、もう一度2人で会おう。その時オレはおまえに1つの結論を話す」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9巻

伝えることが果たしてクラス移動の事なのか?はひとまず置いておくとして、もう一度2人で会う約束が継続しているのなら、今の一之瀬を見ても「伝えようと思っている言葉」は変わっていないということになります。

おまえが倒れるのはもう少し後。学年末試験、2年生の命運を分かつであろうその時まで、歩みを止めさせるわけにはいかない

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻

これは逆に言えば学年末試験までは持たせなければならないと解釈できます。

しかし、綾小路の想定よりも早く一之瀬が限界を迎えてしまったため、不本意ながら対策を講じなければならなかった。

そもそも綾小路は2年生編7巻で神崎から一之瀬について相談された時、このような思考をしています。

一之瀬を変えることで救われる、その未来像はまやかしでしかないこと。

もし仮に一之瀬がオレの一言で変わったとして、それは本当に成長と言えるのか。

時に非情な決断をする一之瀬になったところで他クラスを猛追できるのか。

短所を消すために、唯一無二とも呼べるべき長所を消す。

一度そちらに舵を切ってしまえば、後戻りできる保証はない。

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻

一之瀬を変えるのではなくクラスの意識を変えなければならないというのが綾小路の本来の考え。

ということは、2年生編8巻の綾小路の行動は応急処置。壊れそうだった一之瀬を学年末まで持たせるための一時的な処置だったはず。ところが

人間を動かす上で大局的に視野を広げ計算を立てているが、そんなオレにもまだ理解の及ばない領域がある。

恋という概念は、人の理性や本性にまで影響を与える可能性があるということ。

それはつまり想定外の展開を、容易に引き起こすことも考えられるということ。信じがたいことだが、それだけ不可思議かつ超越した感情の1つであることは確かなのだ。

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9巻

学年末試験まで持たせるための「恋」という薬。本来は応急処置だったはずのそれが一之瀬の身に想定外の副作用をもたらした。まさしく懸念していた通りの事態になってしまった。

今の一之瀬は「変わった」もしくは「闇堕ち」したかのように思われますが、綾小路の言う通り一之瀬を変えて救われることが幻想であるなら必ず限界が訪れるはず。

もしかしたら今の勝つためには手段を選ばなそうな一之瀬を止めることこそが、盲信的なクラスメイト達の成長に繋がるのかもしれません。

まとめ

ということで今回の考察についてまとめると

  • 一之瀬に変化があったのは綾小路の気持ちが軽井沢に向いてないと気づいたから
  • 一之瀬が上記の事象に気がつくように綾小路が誘導した
  • 今の一之瀬は応急処置であって一時的なもの

今のところこのように考えています。

そういえば2年生編9巻の巻末で衣笠先生が3学期は過酷な展開になると示唆されていました。

それが何を意味するのか?気になりますね。

ここまでみてくださってありがとうございました。それではまた。

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