こんににちはピヨたけです。
学年末試験により坂柳の退学、そして綾小路のクラス移動と、正しく激動と言える2年生編が終了し、ついに3年生編がスタートしました。
新たなクラスで始まる新たな物語は果たしてどのようになるのか?ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻、見ていきましょう!
いつものように物語の核心に触れる部分はぼかしながらできるだけネタバレはしないように。最後の感想部分でほんのりとネタバレと感想を書いているので注意してください。
3年生編1巻の内容
混乱
本作の物語はAクラスで三年生の始まりを迎えた堀北の心情から幕を開けます。
Dクラスで始まった高校生活、兄である堀北学との確執、そして自分自身の変化。これまでの出来事を思い返し、それらを乗り越えるきっかけとなった綾小路の支えに感謝しながら、Aクラスとして迎える新たな戦いに決意を新たにする堀北。
しかし、その決意は、この後綾小路の手によって脆くも砕かれることになります。
始業式後、一向に教室に現れない綾小路。
そこに慌てた様子で茶柱先生が現れます。綾小路がクラスにいないことを確認すると、彼女は次第に虚ろな表情になり、そして衝撃の一言を発しました。
「綾小路は本日付けで…このクラスからCクラスへと移籍することが決まった」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
最初は悪い冗談だと信じられなかった堀北とクラスの面々でしたが、茶柱先生の深刻な様子からそれが事実だと理解すると、一同は大混乱に陥りました。堀北は綾小路の真意を確かめるため、放課後、綾小路の元へ向かう決意を固めます。
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綾小路の実力を知る者と知らざる者で温度差はあるものの、案の定クラスは大混乱。堀北は動悸が治まらいほど動揺。
綾小路の新たな一年
一方その頃、綾小路が移籍した元Aクラスでは、橋本をはじめ一部の生徒からは歓迎されるものの、本心では綾小路を歓迎していない生徒が大半を占めていました。
真嶋先生が綾小路の席をどこにするか考えていると、森下が自分の前の席が良いと申し出ます。しかし、そこにはすでに杉尾という生徒が座っており、綾小路が森下の前に座るためには杉尾が席を譲る必要がありました。真嶋先生が思案し、杉尾に移動して良いか確認しようとすると、杉尾はほっとしたようにそそくさと席を譲ります。こうして、綾小路の席は森下の前に決まりました。
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まるで何かから逃げるような杉尾くんの挙動が不審…。一方、森下とはここからミニコントが繰り広げられることに。
放課後、綾小路は一之瀬と会うためにケヤキモールへ向かいます。それに橋本と森下が同行しました。
一之瀬と合流した綾小路は、二人にクラス間で同盟を結んだことを明かします。
同盟の内容は以下の通りです。
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同盟は予想通り。中身も概ね想像通り。契約書を用意しないのは臨機応変に対応するためとのことですが…
橋本と森下に同盟の内容を説明している最中、そこに堀北と松下がやってきます。堀北は綾小路にクラスを移動した真意を問いただしますが、綾小路は語る気がないようでした。
悪いが答える気になれないな。ただ一つ確かなのはオレがAクラスからCクラスに移動したという事実が夢や幻じゃなく本当であるということだけだ
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
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突き放すような綾小路の言葉に動揺を隠せない堀北。しかしその裏には堀北が仲間と共に立ち直る事を見越した綾小路の真意も。
新キャラ!白石飛鳥!
翌朝、綾小路はCクラスの内情を把握するため、誰よりも早く登校しました。
ところが、綾小路がクラスに入ると、すでに隣の席に白石飛鳥が座っていたのです。
高校生活も3年目となると、直接会話したことはなくとも、廊下ですれ違う程度の関わりはあるらしく、白石の綾小路に対する評価は以下の通りでした。
学力は平均より高いが身体能力は低め、かつ積極的なコミュニケーションを取りに行くタイプではなく、また他クラスの生徒と仲良くしているイメージはほとんどない
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
綾小路を懐疑的に思うクラスメイトが大半を占める中、白石は上位クラスから下位クラスへの移籍を決めた綾小路に興味を持っているようです。
会話の最初はほんわかした印象でしたが、徐々に綾小路の真意を探ろうとする姿から、白石はかなりの切れ者だと推察できます。
しかし、自分に好意を向けていると分かっている吉田に対して、彼女は次のように言い放ちました。
「だから休日に他の男子と出かけるのが我慢ならなかったんですね。もしくは、私との進展が望めると期待を抱いたのかもしれません。地球に残された人類が私と吉田くんだけの日が来たとしても、彼を選ぶことはないんですが」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
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え、えぐっΣ(・□・;)!!…吉田…( ;∀;)
一之瀬VS天沢
綾小路とジムの前で別れた後、一之瀬の前に天沢が現れます。
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珍しいエンカウント!
天沢は、最近綾小路と距離が近くなった一之瀬を探りに来たのです。
一言二言、お互いの腹の内を探り合うジャブの応酬かと思いきや、突如天沢の右ストレートが飛び出します。
「だって─綾小路先輩と寝ましたよね?
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
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ストレートすぎるΣ( ̄□ ̄|||)
しかし、今の一之瀬はこの程度ではひるみません。すかさず返しの刃を天沢に突き立てます。
「そう─たとえばホワイトルームのこと、とかね」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
これが天沢にクリティカルヒット!
出るはずのない人物から出た言葉に、天沢は動揺を隠しきれません。一之瀬 VS 天沢の初戦は、一之瀬の完勝と言ったところか。
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着々とホワイトルームの存在に近づきつつある一之瀬
特別試験の概要
3年生の幕が開けてから一週間。未だ綾小路ショックから抜け出せずにいる堀北。
しかし無情にも特別試験はやってくる。
今回の特別試験の概要は
全体、少数学力総合テスト
1概要7教科21科目からランダムで選出される筆記試験(全100問、100点満点)全体戦、少数戦の2つのカテゴリをクラス対クラスで競い合う
2全体戦
- クラス全員が参加となる筆記試験
- 総合点が高いクラスが勝利となり、勝利数は2勝分とする
- 総合点で並んだ場合は1勝ずつを分け合い、引き分け扱いとする
- 生徒数に差がある場合、不足分だけクラス内で最下位の生徒と等しい点数が与えられる
- 当日、体調不良などで欠席、途中退席した生徒の評価についても扱いは同等とする
3少数戦
- 両クラスから代表として5名が参加となる
- 1番手から5番手までを決める。両クラス割り当てられた番手同士で点数を競う
- 点数の高い生徒が勝利する毎に、クラスに1勝が与えられる
- 点数では並んだ場合は引き分けとし、両クラスともに勝利は
- 与えられない
4少数戦専用のルール
- 指定した生徒にペナルティを付与できる。対戦相手のクラスメイト全員が対象
- ペナルティ付与は初期段階で100個所持している
- ペナルティを付与された生徒はペナルティ1個につきテストの結果から1点を差し引く
- 人数制限はなく、ペナルティの付与も無制限に可能(1人最大100個まで・試験前日までの間、都度購入可。費用は1個毎に5万プライベートポイント)
- 付与の期間は試験の前日までで、各クラスの担任に伝えること
- ペナルティの付与が誰に幾つ与えられたかは、少数戦に参加した生徒分のみ開示される※全体戦の点数と後に反映されるOAAの評価にはこのペナルティ付与の影響は無効
5勝敗
- 全体戦2勝、少数戦5勝を奪い合い、勝利数の多いクラスの勝ちとする
- 勝利数が3勝3敗1分等で並んだ場合は報酬を半分ずつ分け合う
6報酬
- 勝利クラスにクラスポイント100(引き分け時は両クラスにクラスポイント50)
- 7勝の完全勝利を達成したクラスにはクラスポイントが追加で50与えられる
- 7敗の完全敗北となったクラスはクラスポイントがマイナス50される
少数戦の5戦。全体戦は2勝分。合計7勝分で勝ち星の多い方が勝利となる筆記試験。
ポイントは対戦相手に対するペナルティの付与。ペナルティが付与された生徒は1ポイントにつき1点がマイナスされるので、試験の点数が低くても逆転可能。
対戦クラスの少数戦参加者を読み切り、ペナルティを付与できると有利になるという特別試験。
特別試験の内容が発表されるも、綾小路不在の影響が大きすぎる堀北は戦い方に迷いを抱き自問自答。そんな堀北を心配する須藤の姿も。
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堀北へのダメージが思いのほか大きい。
綾小路の初陣
綾小路のクラスでは、特別試験の采配を彼に一任しようとする橋本と、未だ綾小路を認めていない島崎との間で口論が繰り広げられます。
そんな中、口を開いたのは真田。
「今回の特別試験を見る限り、重要なポイントはペナルティの付与先にあると思う。綾小路くんに任せれば相手が誰を少数戦に出してくるか、そしてこちらの誰を選出すれば狙われずに済むのか、それを予測して成果を出してくれる…そう思ってもいいのかな。もしそうだと言ってくれるのなら、僕は綾小路くんに託してみてもいいと考えてるんだ」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
島崎も、今回の特別試験で綾小路の実力を測るという真田の案に賛成し、最終的に綾小路に采配が一任されることが決定します。
放課後、カフェで特別試験の打ち合わせをする綾小路、橋本、森下の三人。龍園の戦略について議論しているところで、綾小路が切り出します。
「どう思っているのか、この後来た時に聞いてみるのも面白いかも知れないな」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
まるで龍園が今すぐこの場所に来るかのような口ぶりに、橋本が不思議に思っていると、隣に座っていた1年生の二人が席を立ちます。
「さっきの2人も龍園が送り込んだ新入生だ」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
すでに1年生と接触していた龍園。それを見破る綾小路。そして綾小路の予想通り、三人の前に龍園が現れます。龍園が何かを発する前に、傍らにいた石崎が綾小路に問いかけました。
「おまえ、坂、じゃなくてCクラスに移籍したってなんでなんだよ!!」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
石崎の悲痛な叫び…。
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石崎はずっと誘っていたからなあ…
そんな石崎をどかし、龍園は宣戦布告をして去っていきます。
そして石崎は去り際にこう言い残しました。
「あ、近々椎名に会っておけよな。俺ほどじゃないにしてもかなり落ち込んでたぞ」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
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ひよりぃぃ…( ;∀;)
重い女堀北
綾小路と龍園が対話している頃、櫛田はケヤキモールから帰る途中に、ベンチで暗い表情でうつむく堀北を見つけます。
「櫛田さん…?」
「なんで疑問形?っていうか、そんなところで何してるのとか聞かないから、偶然を装って綾小路くんに会えないか待ってるんでしょ?」
「違うわよ」
「いや、バレバレだし。そもそも偶然要素皆無だし、単にめっちゃ重い女だけど?」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
特別試験の戦略を考えなければならない状況にもかかわらず、綾小路のことで頭がいっぱいの堀北。部屋で一人涙を流すシーンも。
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綾小路の存在が堀北の中でどれだけ大きくなっていたのか…
龍園の戦略
堀北と櫛田がベンチで話している頃、綾小路と別れた龍園は、石崎、アルベルトに加え葛城と伊吹を呼び出し、次の特別試験の戦略会議を開いていました。
「分かりきっていると思うが、どれだけ贔屓目に見てもBクラスが最も苦手な試験だ」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
とは葛城の言。
龍園の戦略
堀北と櫛田がベンチで話している頃、綾小路と別れた龍園は、石崎、アルベルトに加え葛城と伊吹を呼び出し、次の特別試験の戦略会議を開いていました。
葛城の言葉通り、
「分かりきっていると思うが、どれだけ贔屓目に見てもBクラスが最も苦手な試験だ」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
基礎学力で劣るBクラスにとって、単純な筆記試験は最も苦手とするところ。つまり、焦点はペナルティの付与にあります。Bクラスが勝利するためには、大量のペナルティをプライベートポイントで購入するしかありません。しかし、それには以下のリスクが伴います。
- 大金を使う上に、必ず勝てるという勝算もない。
- プライベートポイントを大量に吐き出した上に敗れる事になれば、資金的にも精神的にもダメージは計り知れない。
これらのリスクがある中、龍園は次のように語ります。
「Cの連中も、そして綾小路も、けして負けるなんて考えちゃいない。それでも奥底では万が一って奴に怯えているのさ。そんな試験だからこそこってには戦う意味がある。奴の移籍、その船出を叩くことが出来れば実際の差よりも大きなアドバンテージになる」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
やる気満々の龍園。果たして彼がとる戦略とは、一体どのようなものか?
綾小路の新たな日常
日曜日。綾小路は親睦を深めるため、白石と吉田との待ち合わせをしていました。
待ち合わせ場所に着くと、そこにはすでに吉田の姿が。白石と休日に出かけるということもあり、1時間も前から待っていた吉田に、綾小路は尋ねます。
「白石のことが好きなのか?」
オレが見た限りでもそう感じたし、好意を向けられている白石もそう感じていたので間違いは無いと思うが、一応確認をしておこうと聞いてみる。
「ばっ!?す、好きなわけないだろ!何言ってんだ急に!」
なるほど。つまり『好き』ということだな
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
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吉田から漂う渡辺臭
そんな二人の前に現れたのは、本日白石と共に遊ぶことになっている西川亮子でした。
「おっはよ~。ヨッシー、綾小路くんっ」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
綾小路の新たな日常
日曜日。綾小路は親睦を深めるため、白石と吉田との待ち合わせをしていました。
待ち合わせ場所に着くと、そこにはすでに吉田の姿が。白石と休日に出かけるということもあり、1時間も前から待っていた吉田に、綾小路は尋ねます。
「白石のことが好きなのか?」
オレが見た限りでもそう感じたし、好意を向けられている白石もそう感じていたので間違いは無いと思うが、一応確認をしておこうと聞いてみる。
「ばっ!?す、好きなわけないだろ!何言ってんだ急に!」
なるほど。つまり『好き』ということだな
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
吉田から漂う渡辺臭
そんな二人の前に現れたのは、本日白石と共に遊ぶことになっている西川亮子でした。
「おっはよ~。ヨッシー、綾小路くんっ」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
ノリが軽く、白石とデートできると思っていた吉田をからかう西川。
西川について、綾小路はこう評します。
どうやらこの西川は、人をからかうのが好きな性格らしい。
似た人物を重ね合わせるとしたら、天沢にタイプが似ていると見てよさそうだ。
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
そして、そんな西川から綾小路に忠告が。どうやら白石は男性経験が豊富で、綾小路にも興味を抱いているらしいとのことです。
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この後、白石が現れ四人はカラオケへ。綾小路に対し興味津々の白石。そして学校では杉尾くんが席を譲る理由となった森下の奇行が明らかに!続きは本編でお楽しみください!
一之瀬と軽井沢
3年生最初の特別試験が実施される日の朝。
軽井沢はベンチに座る綾小路を見つける。別れてから数週間、まだ綾小路への想いを残している軽井沢は綾小路の姿を見るだけで胸が締め付けられてしまう。
それでも気丈に前に進もうと綾小路にあいさつをしようと一歩を踏み出そうとした軽井沢に
「おはよう軽井沢さん」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編1巻
声を掛けたのは一之瀬。
綾小路を好きになった二人の邂逅――。
そして3年生最初の特別試験が幕を開ける。
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ここからは軽井沢と一之瀬の会話、特別試験の勝敗と綾小路の戦略、失意の堀北は立ち直れるのか?など、見所たっぷり。是非ともご自身の目で確かめていただきたい。
なお、次項でほんのりとネタバレ含む感想を掲載しているので、まだ本巻を見ていない方は注意してください。
3年生編1巻の感想
ここからはネタバレを含んだ感想になるので注意してください。
さてさて今回も面白かったですね。
3年生編最初の巻ということで2年生編の怒涛の勢いが一度リセットされ、新たな導入となる巻になっていると言えます。
描写的には、やはり綾小路が移籍したCクラスといなくなったAクラスの反応がメイン。
Cクラスでは橋本、森下、山村、鬼頭とこれまでこのクラスのメインキャラだった人物に、白石、吉田、西川と新たなキャラが追加。特に油断ならないのは綾小路にハニトラを仕掛ける気満々の白石。彼女が何を思って綾小路に近づいているのか気になるところ。
Aクラスでは堀北の沈み具合が想像以上。櫛田に重い女と言われた時にはあの堀北が!と驚きました。恋愛に疎い設定のキャラは総じて重くなる運命なのでしょうか?一〇瀬みたいに。
そんな堀北を最後の最後で立ち直らせたのが軽井沢だったのが意外。軽井沢も一之瀬との邂逅でもっとダメージを受けるかと思っていたら、そこまで沈んでいないのが何というか、これも意外。
というのも前巻の12.5巻で別れた時のあの気丈さが、それまでの2年生編の二学期から三学期かけての、綾小路好き好き状態から想像できないというか、いったいあの短期間でどれだけの事があったらこの状態になるの?って感じだったので、今の軽井沢の状態に驚きを隠せませんね。
一之瀬は初期の頃の面影がなくなってきて、すっかり魔女っぽさが板についてきましたね。綾小路を除けば現状リーダーの中で一歩抜き出ていると思います。天沢のやり取りで、知っているだけの単語であるホワイトルームを使い、逆に天沢から情報を引き出しているのはお見事。もしかしたら一之瀬はいずれホワイトルームに辿りつくのでは?と感じました。
龍園はねー。今回綾小路に惨敗した形になりますが、ぶっちゃけ今回の綾小路は何か特別なことをしたというより、ごく当たり前の事をしただけっていう感じに思ったんですよね。だから綾小路が龍園を倒したというとちょっと違う気がして。だって綾小路と龍園、二人が導きだした特別試験の結果は一致していたけど、それが周りに及ぼす影響を龍園が読み違えていたわけで。どちらかと言うと龍園の自爆かなって感じですね。
今回龍園っぽくない奇をてらった手を選んだ龍園ですが綾小路には通じず。今後龍園がどのような戦いを挑んでいくのかは楽しみですね。そんな描写もありましたし。
綾小路はいつも通りの綾小路ですね。今回はどちらかと言うと綾小路すげー!よりも森下や西川とのやり取りの中の綾小路wって印象の方が強かったな。
最後は七瀬か。ピヨたけは七瀬鬼島派説の提唱者なのでいよいよ動き出したか!という感じで本巻のラストを見ていました。
七瀬と月城に関しての考察記事を置いておきます。よかったら見てみてください!
高育内のAクラスを目指した表の戦いの裏で、何か大きな陰謀が動き出しているって感じ!でもそれをどういう風に表の戦いにリンクさせていくのか?ここは気になるところではあります。やっぱり学生生活はこの表の戦いがメインですからね。
ということで3年生編1巻の感想でした。
ここまでみてくださってありがとうございました。時間があればもう一本ピヨたけの記事を見ていってくれたら嬉しいです。それではまた。
コメント
ピヨたけさん、こんにちは。
今回も面白かったですよね。
みどころが多かったですが、個人的には軽井沢が堀北の立ち直りを促し、それによって自分も前を向けるようになるという件が刺さりました。その過程で軽井沢の過去を自白するとは思いもよりませんでしたし。
この二人に絆が生まれれば強力な力になりそうですよね。まあ、綾小路が前から言っていたことではありますが。
本刊で一番気になった記述ですが、ケヤキモールのカフェに張り出されていたアルバイト募集中のポスターです。これだけ内容の詰まった今作の中で、ただの風景描写とは思えないな、と感じたところです。
高校生でも年齢条件は満たしていると書かれているので、ひょっとたら、今回の特典小説にも出てきた佐倉や、近くに住んでいる坂柳あたりが帰ってくることも考えられるかと思いました。
ですが、今回やや唐突に出てきた「ユキ」は?というのが面白そうです。
まあ、一見伏線に見えそうな描写が全く関係ないことも多いので、おそらく関係ないでしょうが、いろいろ妄想させてくれるのがよう実ならではですよね。
はやく堀北クラスと綾小路クラスのガチ対決が読みたいです。
こんにちは。コメントありがとうございます。
最近の軽井沢の成長っぷりは自分も驚いています。まさか堀北を立ち直らせるのが彼女だとは思いもよりませんでした。
アルバイト募集中に関しては気になりますよね。綾小路が「意味のないこと」と描写していますけど、意味のないことを書かない先生だけに何かありそう。確かに「ユキ」だとしたら面白そうです。