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【よう実】3年生編2巻の感想と考察!ネタバレ注意!【ようこそ実力至上主義の教室へ】

3年生編2巻(アイキャッチ) よう実
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こんににちはピヨたけです。

ついに始まった3年生編。前回は1巻目ということで、綾小路の新しい環境や、新キャラの登場などがメインでしたが、2巻目となる本巻ではいよいよ新しい物語が動き出すのか?

3年生編2巻を見ていきたいと思います。

いつものように物語の核心に触れる部分はぼかしながらできるだけネタバレはしないように。最後の感想部分でほんのりとネタバレと感想を書いているので注意してください。

3年生編2巻の内容

七瀬翼の独白

2年生編3巻以来2度目となる七瀬の独白から始まる本作。

2度目ということもあり、より具体的な描写になっている七瀬の過去。ここは考えられることが多いので、後でじっくり読み返してみようと思っているところです。

それでは次から本編に参りましょう。

クラスに馴染む綾小路

放課後のケヤキモール。綾小路は、吉田と島崎と共に時間を過ごしていた。

高育の用意した学習塾に通う島崎は綾小路に相談があるという。その内容は綾小路がどんな参考書を使っているか?どんな勉強をしているか聞きたかった。

すでに高校生の習熟課程は終了してしまっている綾小路は、島崎が求めていた最適な回答ではないが、以前立ち読みした参考書の中で、学習に適しているもののアドバイスを与える。

そんな中、吉田がファッション系の雑誌を物色していると、話題は吉田の想い人。白石の話に。

白石の100人斬りの噂は、一年の無人島試験の後、白石が西川と仲良くなってから、出るようになった話らしい。

吉田も西川から白石の噂を聞いた。白石の噂が本当だったところでお前が白石を好きな事に不都合があるのか?と吉田に問いかける島崎。

島崎は白石の事を入学直後の頃からずっと見ていたから噂が嘘だと断言できるとのこと。島崎が白石の事をずっと見ていたその事情を吉田も察する。

綾小路はどうやら二人とも白石には他の女子にはない特別な感情を向けていると考える。

綾小路は白石の100人斬りの噂が他クラスにいた時に聞こえてこなかった事が気になる。

中途半端に噂を流したのは西川が白石に特別な感情を抱いているから。そして白石も西川と同様、同性に興味があるから、噂が流れても苦にしかったと綾小路は推測。

ピヨたけ
ピヨたけ

内容と全く関係ありませんが、綾小路と島崎の口調が似ていて、どっちがどっちだかわからなくなりました。

その後、島崎と別れて吉田と二人に。綾小路の白石に対する噂の推測にショックを受ける吉田だったが、綾小路の励ましに立ち直る。

吉田だけでなく島崎も白石に好意を抱いている事から、綾小路は吉田に何故白石が人気なのか問いかける。

どうやら吉田は白石のミステリアスな魅力に惹かれているらしい。綾小路も白石の思考には掴みどころがないところを感じており、吉田に同意する。

ミステリアス具合で言えば森下の方が上ではないか?と問いかける綾小路。

白石 → ミステリアス

森下 → 理解不能な変人

とは吉田評。綾小路は森下と同類扱いしてはいけなかったと自省する。

吉田の喜怒哀楽が変わる原動力となっているのは恋愛感情。

恋愛感情を知るために軽井沢と付き合い、知らないまま別れた綾小路は、白石の事で一喜一憂する吉田を見て、自分にも恋愛感情を抱く時はあるのだろうか?と思案する。

島崎と吉田の分析を終えた綾小路は寮に戻る。

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説明なき試験

5月も半ばを過ぎた木曜日。担任の真嶋から特別試験について話が。

「明日から新たな試験が始まることが決まった」

「報酬は1位のクラスにプラス50ポイント、2位のクラスにプラス20ポイント、3位のクラスは増減なし、4位のクラスはマイナス25ポイント、それぞれクラスポイントが変動する。万が一結果が同率で並んだ場合の報酬がどうなるかも含め、詳細を発表するのは一週間後。それまで学生らしい行動を心がけるように。そして今回は一切の質問を受け付けない」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

わかっているのは1位から4位までのクラスポイントの増減と詳細の発表は一週間後。それ以外は全く不明の謎の特別試験。

クラスでの意見は

  • 明かされたのは報酬と一週間後から始まる?
  • 私は明日から一週間が試験の期間だと考えた
  • 詳細を発表するのが一週間後、明日からの一週間はそのための準備期間では?

明日から新たな試験が始まる派と詳細を発表するのは一週間後の二つに分かれる。

明日から特別試験派 → 12人

一週間後から特別試験派 → 19人

各々が勝ちたいという明確な意思を持ち意見を出し合っていく。この一週間に備えるのと、一週間後に備えるのでは明確に方針が変わる。

綾小路は島崎からリーダーとしての方針を求められ、そして導き出した答えは「生活態度」

試験の内容が明確でない以上断定はできない。しかし、真嶋の学生らしい行動という発言から生活態度の一つの評価基準ではないかと予想。

試験の捉え方が二つに分かれていても弊害なく、そして誰しもが平等に取り組めるものとして綾小路は提案する。

ルール説明なき試験の発表があったその日の昼休み。綾小路は昼休みを一緒にしないか?と白石に声をかけられる。

白石に好意を寄せる吉田が綾小路の元にやってきて一緒に行動をすることに。白石は西川に声をかけ、森下にも声を掛けるが、森下には断られる。

そして綾小路は

「待ってくれ。他にも誘いたい奴がいるんだが誘っても構わないか?」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

綾小路が誘ったのは鬼頭。白石は笑顔で迎え入れ、吉田は困惑し、西川はノリノリで快諾する。

5人で学食に向かい、話題は綾小路のOAAに。

綾小路清隆
  • 学力 A+ (96)
  • 身体能力 A- (81)
  • 機転思考力 B (66)
  • 社会貢献性 B+ (80)
  • 総合力 B+ (80)

もはやテストの成績も運動面も手を抜いていない綾小路のOAAは学年トップクラス。

その数値に賛辞を送る吉田と白石。しかし西川は警戒心を見せる。

上位のクラスから下位のクラスに移籍してきた綾小路を西川は未だ信用できていない。

綾小路へのあたりから吉田と口論になりかけたところを白石が間に入り、お互い知るためにもう少し休日の行動などを話そうということになる。

鬼頭は結局会話にほとんど参加せず、先に教室へ戻る。

綾小路は食事を続けながら、ひよりに会うためにそろそろ図書室に顔を出そうかと思案する。

ピヨたけ
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西川はひょうひょうとしていながら意外と思慮深い人物のようです。

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一方その頃堀北は?

場面は変わり、説明なき特別試験の説明がなされた堀北クラス。

何も説明がなく、そうそうに切り上げてしまった茶柱。綾小路を失った事実は茶柱も応えているらしく、無意識に態度に出てしまっている様子。

ルールが分からないながらも、知恵を出し合えばルールに近づけると考える堀北。

話し合いをしようと試みるも、茶柱の対応を冷たく感じたクラスメイト達をまとめる事ができず、時間だけが過ぎ去っていってしまう。

放課後の時間を使い話し合いの場を持つ事を決めた堀北は、休み時間や昼休みを使い、茶柱に不満を向けていた生徒達に声をかけていく。

そうして始まった放課後の話し合いだが、意に介さず高円寺は一人教室を出ていってしまう。

高円寺を追いかける堀北。堀北にクラス一丸になるために教室に残るよう呼びかける。

今Aクラスにいるのは、これまで結束してきたからだと堀北が訴えるも、運良く勝てていたのは綾小路が動いていたからだと高円寺に一蹴されてしまう。

「もし本心からそう言っているのなら、それは実に滑稽な話だねぇ。結束だ、一丸だと言っているが、単に綾小路ボーイ抜きでも勝てると思い込みたいだけではないのかな?」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

高円寺にハッキリと力不足だと言われてしまう。それでもなお食い下がる堀北だが‥

「堀北ガールは私まで敵に回すつもりかな?」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

高円寺の警告に引き下がるしかない堀北。今の堀北では高円寺を引き止めることすら叶わない。

ピヨたけ
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高円寺こええええ!

クラスの話し合いがまとまらない中、生徒会の仕事をこなすため、平田たちに後のことは任せ、生徒会室に急ぎ向かう堀北。

生徒会には既に七瀬の姿あった。

今回生徒会に持ち込まれた事案は一年Aクラスの草薙湊と一年Dクラスの牧悠真が殴り合いの喧嘩になり、その裁定を行うと言うもの。

奇しくも、去年は宝泉と宇都宮、一昨年は龍園と須藤と似たような事例があり、今年は新たに生徒会長になった堀北に事案が回ってきたのであった。

生徒会室にやってきた草薙と牧。二人の言い分はお互いに相手が悪い、俺の方が強いと子供じみた言い合いで平行線。このまま謝罪と和解がないなら怪我の程度の差で牧が4、草薙が6の割合で裁定を下そうとするが、草薙が奇妙な事を口走る。

「そもそも、俺は牧をここまで殴ってねえのによ‥くそっ」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

この言動を不可解に感じた堀北と七瀬は二人が退室した後に思案する。

この暴行事件にはまだ関与している人物がいると考えた堀北は調査を進めるのであった。

生徒会室を後にした堀北は待ち合わせのケヤキモールに向かう。

待ち合わせをしていたのは軽井沢。二人はスーパーで買い物をしながら、今回の特別試験についてお互いの意見を変わす。

軽井沢は綾小路と一之瀬が繋がっており、今回も一之瀬に手を貸す可能性がある事を示唆する。

下位クラス同士で手を組めば後の試験もやりやすくなる。そしてニクラスが協力してあたってくるなら、一刻も早く今回の特別試験のルールを解明しなければならないと、堀北は決意を新たに。

その夜、堀北は伊吹と櫛田を部屋に招き、綾小路についての意見を聞く。

以下が三人娘のざっくりとした会話の内容。

堀北「敵になった綾小路を倒すにはどうしたら良い?」

伊吹「綾小路を倒す(物理)のは無理、そもそも何であいつあんな強いの?」

櫛田「そんなに身体能力が高ければ中学時代に何か記録でもあるんじゃないの?…検索したけど綾小路なんて名前出てこなかったわ」

櫛田「この学校に綾小路と同じ中学校出身の生徒っていないの?」

伊吹「そう言えば八神は綾小路の事何か知ってそうだったよね?」

堀北「八神がいなくなった時、天沢も一緒にいて共通の関係者とか言っていた気がする」

伊吹「八神と天沢、そして綾小路が同じ中学?あるいは昔からの知り合い?可能性あるんじゃない?」

櫛田「八神と天沢で検索してみたけど出ないね…」

堀北「あれ?八神って私と櫛田と同じ中学だよね?私は面識ないけど櫛田は知ってるんでしょ?」

伊吹「じゃあ違うじゃん」

櫛田「私と八神は同じ中学じゃないよ?」

堀北・伊吹「え???」

櫛田のカミングアウトで綾小路と八神は中学校、あるいはそれ以前の幼少期から同じ環境に身を置いていた事を知る堀北。

そしてもう一人。鍵を握っている人物。天沢に話を聞いてみようと思い立つのであった。

ピヨたけ
ピヨたけ

綾小路の秘密に堀北も近づくか!?

伊吹と櫛田が帰った後、伊吹が座っていた場所には味噌汁の飲みこぼしやおかずの欠片が目立ち、行儀やマナーについて考えていたところ、茶柱のある言葉が脳裏をよぎる。

入学した頃とは違うのだと思わせてもらいたい。

堀北は一つの答えを導き出す。

すぐに堀北は須藤の部屋に向かう、そこには須藤と一緒に勉強していた小野寺の姿もあった。

堀北は二人に今回の特別試験における自分の意見を述べる。

茶柱の冷たい態度は入学したての時を思い出させるため、そして今回の特別試験は入学した時に自分たちがクラスポイント0になった生活態度による試験なのではないか?

そしてこの試験には重大な問題がある。それは授業中態度や私生活に大いに問題がある高円寺の存在。

そして高円寺の部屋に向かう前に、付き添いを願うため須藤を訪ねたのであった。

高円寺の部屋に向かうと、高円寺は二人を部屋に向かい入れる。そして堀北が自分の考えを高円寺に告げると、高円寺も同じ生活態度による特別試験だと考えていた。

破格のプライベートポイントを支払うことで何とか高円寺との交渉はまとまる。

高円寺からの部屋の帰り、須藤が堀北に告げる。

「あいつみたいに強くねえし、賢くもねえけど‥それでも、俺はずっと鈴音の味方でいる。だから、困った時は必ず今日みたいに頼ってくれ」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

自分は綾小路の代わりにはなれないが、それでも堀北の味方でいる。

そんな須藤の言葉に仲間がいる、頼れるクラスメイトがいる、綾小路が抜けた事にいつまでも絶望していられない。そう決意を新たにする堀北でした。

ピヨたけ
ピヨたけ

今回の堀北パートは1章分まるまる使っているので長め。

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掴めない白石

試験の告知がなされた翌日の朝。視点は再び綾小路になります。

寮のエレベーターでひよりと出会う。Cクラスに移籍してから未だひよりとは満足な会話ができていない。

言葉少なく二人で登校するも、そこに現れた橋本、森下、白石、ひよりは3人に挨拶をすると同時に一人で通学路を歩いて行きます。

森下 → ひよりにまで手を出しているなんて見境ない

白石 → ひよりに目を付けるなんてお目が高い

瞳が輝く白石に、先日、島崎と吉田の三人で話した内容が頭をよぎる。

この後、四人の前に龍園から指示を受けていると見られる近藤と小宮が現れる。

綾小路たちの周囲に張り付いた近藤たちは、校舎にはいり、教室で別れるまで、無言の圧だけを掛け続けていた。

放課後、試験について話をするために橋本とケヤキモールに向かう。何故かついてくる森下。

ケヤキモールのカフェに着くと店の入り口には白石の姿があり、白石も一緒に行動する事に。

白石は今回の特別試験に関して

「私から少々質問してもよろしいですか?綾小路くんは生活態度を対象とした試験と判断されていますが、その確率はどれくらいとお考えですか?」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

90%以上と答える綾小路。その理由を白石が聞く。

試験の説明の時、真嶋の言動と似たような内容が他クラスからも出ている

  • 真嶋からは「学生らしい行動を心がけるように」
  • 星乃宮からは「普段のあなたたちなら大丈夫」
  • 茶柱からは「入学した頃とは違うのだと思わせてもらいたい」

一つの発言では絞りきれなかった試験の全容が見えてくる。

ケヤキモールを出た頃には午後5時を回っていた。

橋本、森下と別れた綾小路はひよりに会うべく図書室に向かう。

その道中一緒した白石に綾小路が尋ねる。

「自意識過剰と言われてしまうかも知れないが、白石はクラス移籍するよりも前からある程度オレのことを見ていた、そんなことはないか?」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

立ち止まった白石は

「私は白石飛鳥です」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

そう言って手を差し出す白石(可愛い)。

ピヨたけ
ピヨたけ

これ、何故か「私はリリーナ・ドーリアン。あなたは…」を思い出したw

綾小路を持ってして未だ謎の白石飛鳥。彼女はいったい…

その後、図書室に向かうもひよりの姿はなかった…

ピヨたけ
ピヨたけ

ひよりに会えない…

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山村の勇気

試験の告知から土日を挟んで4日目の月曜日。

森下に呼び出される綾小路。どうやら山村が綾小路に会いたがっているが、直接声を掛けるのが難しく、森下に頼んだようであった。

森下との数度に渡るコントの末にようやく山村に会うことができた綾小路。

綾小路は移籍してからこれまで山村に話しかけられないでいた、その理由は自分と会話をすることで山村が目立ってしまうことへの配慮だった。

綾小路の配慮に感謝していた山村だったが、自らも綾小路の力になりたい一心で、森下を通じて綾小路を呼び出し思いを伝えたのである。

そんな山村に綾小路は白石の調査を頼む。

クラスメイトの理解を進めている中、白石に対しては暖簾に腕押し。一向に理解が進まないことから、山村に調査を依頼したのであった。

そこに現れたのは橋本。橋本は綾小路と森下が二人で出ていくのを見かけ、探し回っていた。

橋本が現れると山村を隙を見て一瞬のうちにその場からいなくなり、森下も帰り出す。

橋本と一言二言やりとりを終えると綾小路は図書室に向かって歩き出す。先日会えなかったひよりに会うために。

図書室に向かう道中、綾小路は自らに問う。

何故自分は、こんなにもひよりのことだけ気にしているのか?

その答えを確かめるために綾小路は図書室に向かう。

決意を新たに図書室へ向かおうとしたところ、そこでバッタリ長谷部に出会う。

これまで綾小路の事を避けていた長谷部だったが、綾小路がクラスを移動した事により距離感が生まれた事から綾小路に話かけることができた。

長谷部は綾小路に佐倉の頑張ってる姿を伝えたく、綾小路を呼び止める。

長谷部が差し出した携帯にはテレビに出ている佐倉の姿があった。退学してからまだ1年と経っていない中で、佐倉はテレビに出られるまでになっていた。

そんな佐倉を眺める二人。立ち話が思いのほか長くなり、外の景色が少しずつ赤みがかかってくる頃、長谷部と別れ図書室に向かうが、そこには既にひよりの姿はなかった…

ピヨたけ
ピヨたけ

会いたくて会いたくてそろそろ震えそう。

場面は変わり、龍園クラスの面々はカラオケに集まっており、そこにはひよりの姿も。

龍園はひよりが綾小路に特別な感情を抱いているのを知っており、それを利用しようと画策する。

そしてひよりは一つの覚悟を持とうとしていた。綾小路にとって自分は単なる友人、いやもしかしたら友人以下かも。

それなら淡い感情を持っていても重たい足かせにしかならない。

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それを人は〇〇という

試験の告知から五日目の放課後。一之瀬からあるメッセージが届く。

「星乃宮先生が綾小路くんに会いたがってるみたいなんだけど」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ3年生編2巻

星乃宮は同盟関係にあるが、クラスポイントの少ない自分のクラスに勝ちを譲るよう綾小路に言ってきます。

星乃宮はあの手この手を使って無理やり状況を変えようとするが、綾小路が今回結果に介入する気がないこと、そして自分のクラスを見守る事は茶柱にもできていた事を、伝えると大人しく引きさがった。

ピヨたけ
ピヨたけ

生徒にハニトラを仕掛ける星乃宮先生の図

そして綾小路は図書室へ向かう。

この日はまだ放課後になってから30分しか経っていない。そこにいるはずのひよりに会うために、綾小路は図書室に足を踏み入れる。

ついにひよりに会うことができた綾小路。彼がひよりに対して何を思うのか、そして裏で暗躍するものたち。ここから先はご自身の目でお確かめください。次項でほんのりとネタバレ含む感想を掲載しているので、まだ本巻を見ていない方は注意してください。

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感想

面白かったですねー。いやー面白かった。

前回が3年生編の始まりという事もあり、導入回みたいな感じだったので、これまでの怒涛の展開から、ちょっと箸休めっぽい雰囲気がありましたが、今回でグッと物語に引き寄せられてしまいました。

今回は特別試験はもうおまけと行った感じ。見どころは明らかになるどころか、より深まっていく謎の数々。

もう一度読み返して深く考えてみたいところですが、とりあえずこの巻で気になった点をいくつか挙げてみます。

まずは3年生編最初の独白者となった七瀬。彼女に関してはこれまでも気になる描写が多く、ピヨたけ的には鬼島派から送られてきた人間と予想していたのですが、今回の独白もあり、より深く考えてみたいところ。

そんな七瀬と背中で語るガンガール‥もとい美少女は白石。彼女に関してはもう謎しかないって感じですね。「観察者」を自称しており、その役目を与えられたと言っていました。七瀬との会話を見るに、同じ勢力と思われますが、何というか指揮系統が違いそうな感じです。あと七瀬の言った白石のご学友の存在も気になるところですね。

白石と七瀬の会話はもう少しよく読み返そうと思っています。

白石について少し考えてみました!考察はこちら

そして気になるところと言えば、堀北の前に現れた石上。これはもう巻の最後で堀北が、この石上との出会いが分岐点と、堀北自身が過去形で語っちゃてるので楽しみでしかない。

後は、とうとう自分の中に芽生えた感情が「これって恋じゃね?」と思い始めた綾小路。自分の感情すらも興味深い研究対象みたいな言い方をしているところが何とも綾小路らしい。

それと同時に、一之瀬の「誰のことを考えてるの?」に戦慄しました‥一之瀬さんちょっと最近ニュータイプ過ぎませんか?確実に登ってはいけない階段を登ってしまっている印象。

ひよりはスタートで出遅れ、ライバルたちが捲っていくのをグッと我慢し、辛抱しつつ、機会を伺いながら、ついに4角先頭に躍り出たといったところ。ひよりファンは今歓喜に包まれているでしょうが、最終直線は長く、この先何が起こるかわからないのがよう実という物語。油断は禁物です。

後、1年生でも気になる人物が出てきそうですね。生徒会に持ち込まれた一年生同士の喧嘩の裏にいるのがジムで聞いた彼女ということでしょう。新一年生がどのように物語に関わってくるのかまだ見えない部分があるので、気になる度で言うとまだそこまでではないかも。

とにかく情報量が多い3年生編2巻。謎と謎がぶつかり合うという感じで、特別試験なし(一応あったがほぼ空気)なのにすごく面白かった。

今回は考える事が多い巻になっているので、時間があればもう何度か読み返して見たいと思います。それではまた次巻で。

ここまでみてくださってありがとうございました。それではまた。

趣味はブログ執筆。ゲーム、書籍などを中心に活動中。X始めました。

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よう実
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コメント

  1. 青空のように より:

    ピヨたけさんこんにちは。

    電子版の発売が遅くなることがすっかり定例化してしまったのが寂しい電子派です。

    今回は試験こそ穏やかなものでしたが、新たな謎が謎を呼ぶ、そんな巻でした。

    ひよりのヒロイン昇格は、名前呼びの伏線はあったもののやや唐突に感じましたが、それよりも、ラストで堀北が未来視点で語る綾小路のくだりで、堀北が綾小路に卒業後も深く関わり続けることが分かりました。おそらく現在のヒロインレースで最後まで残るのは堀北なのかな、とあまり本筋と関係ないところで考えてました。

    なんか、もう次巻だけではなく、卒業後編が読みたくてしょうがない感じです。

    • ピヨたけ より:

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      自分も電子派だったんですけどね…うーん残念w
      卒業後編読みたいですよね!ラストの堀北が現在を過去形で語っているから、ありそうな気もしますけど。あったらいいなあ。

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