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「涼宮ハルヒの劇場」の簡単なあらすじと感想まとめ!ネタバレ注意

涼宮ハルヒの劇場 ラノベ紹介
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こんにちはピヨたけです。

2024/11/29に発売になった「涼宮ハルヒの劇場」

前作「涼宮ハルヒの直感」から4年の歳月を経て発売となったシリーズ最新作。

そんな涼宮ハルヒの劇場の簡単なあらすじと感想についてまとめました。

感想部分では物語のネタバレを含むので未読の方は注意してください

簡単なあらすじ

「なんだ、これ」

「何か言った?」

引用:涼宮ハルヒの劇場

キョンの嘆きから始まる本作。

「勇者ハルヒよ」

「世界を救えるのは生まれながらの勇者にして、太古から連綿と受け継がれた伝説の大勇者の血を引くおぬしだけなのだ。どうか余の願いを聞き入れ、この美しい世界を恐怖と災厄によって支配しようとする邪悪な魔王を倒してはくれまいか」

引用:涼宮ハルヒの劇場

ファンタジーではお決まりの王様のセリフ。何故か中世ファンタジーの世界に入り込んでしまったSOS団の面々。

何故このような状況になっているのか皆目見当もつかないキョンだが、長門から出たのは衝撃の言葉。

「シミュレーション」

「それはつまり」と古泉が言った。「我々は何者かによる何らかの手段によって、現実とは切り離された別の空間に放り込まれているということでしょうか」

引用:涼宮ハルヒの劇場

ということで、元の世界へ帰るべく魔王を倒す旅に出る勇者ハルヒ一行。

一般的なRPGと言えば、魔王を倒すために旅に出て、まずは弱い雑魚を倒しつつレベルを上げ、行く先々で出会う人々を救うミッションをこなし、やがて辿り着いた魔王城で死闘の末に魔王を打ち倒し世界は救われハッピーエンドというのが王道パターン。

ところが相手はハルヒ。そんな周りくどい手順を踏むことなく、まるで将棋盤をひっくり返すかのような強引な手口で魔王を打ち倒してしまう。

そんなハルヒワールド全開でミッションを完遂しながらも元の世界に帰れない事に疑問を抱くキョン。

そんなキョンに長門が呟く。

「ペナルティが科せられる模様」

引用:涼宮ハルヒの劇場

意味がわからないキョンは次の瞬間。

「なんだ、これ」

引用:涼宮ハルヒの劇場

気づけばそこは宇宙船のコクピット。

「今度は宇宙パトロール隊に配属されてしまったようですね。第二ステージと言ったところでしょうか?」

引用:涼宮ハルヒの劇場

はい、大まかなあらすじはこんな感じ。ここからガンガン世界ジャンプを繰り返して行く事になります。

最初はまたハルヒが何か世界をいじったのかな?と思ったんですが、どうやら違うっぽくて事態はもっと複雑。

SOS団をこの仮想世界に呼び寄せた黒幕とはいったい何者なのか?

次項は本作のネタバレありの感想になりますので、まだ見ていない方は注意してください。

感想

ネタバレを含むので注意してください。

ファンタジーRPG、銀河パトロール、西部劇、禁酒法時代のマフィア、大航海時代、そしてトロイア戦争と映画や漫画で見たことがあるような世界に何者かの力によってSOS団が閉じ込められてしまったと言うのが本作の物語。

いったい誰がキョンたちをこの世界に閉じ込めたかと言うと、長門と小泉曰く黒幕は情報統合思念体ではない別種の宇宙的存在。

涼宮ハルヒの暴走の雪山症候群で古泉が長門以外のインターフェイスとも接触を図っていると言っているので、他の宇宙人の存在はこれが伏線になっているんですね。

長門&古泉によるSF成分は涼宮ハルヒシリーズの醍醐味の一つ。量子論と量子力学の古泉解説を真面目に読み解こうとしていたら頭に?が並び断念しました。

心の中でツッコミを入れながらもちゃんとついていってるキョンはさすが。さらにキョンはピースメーカーの正式名称や狙撃ライフルを一目でウィンチェスターと判断したりと、やたら銃に詳しかったことに驚き。涼宮ハルヒの憂鬱の発売が2004年なので、その頃ではなく現代の時代設定だったら絶対FPSのバトロワやってそう。

ラストのトロイア戦争編ではハルヒにヘラ、みくるにアフロディーテ、長門にアテナと神の力が宿る。

これら神の力は三人の待っている力を増幅させる効果があり、その効果によって増大したハルヒの世界改変の力を時間跳躍の概念を持つみくるが増幅。そして長門がハルヒの世界改変の力を使用し現実世界に戻って来る事になるのですが‥

この涼宮ハルヒの劇場は自主制作映画の後、文化祭の打ち上げという名目で遊園地に来ていたことで仮想世界に紛れ込んでしまう。

ということは時系列で言うと季節は秋から初冬っていう事ですよね?そしてこの時期に世界改変の力を制御した長門。

もしかしたら涼宮ハルヒの消失で長門が世界改変できたのは‥なんて事を考えてしまいました。

ここまでみてくださってありがとうございました。それではまた。

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