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【シリーズ第1作】「涼宮ハルヒの憂鬱」の簡単なあらすじと感想!ネタバレ注意【原作ラノベ小説】

涼宮ハルヒの憂鬱 ライトノベル
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こんにちはピヨたけです。

涼宮ハルヒシリーズと言えば「涼宮ハルヒの憂鬱」が2006年の春アニメとして映像化。

ピヨたけもリアルタイムでアニメを視聴。当時の作品の中で作画やキャラクターなどが頭一つ抜けており、特にEDの「ハレ晴れユカイ」でキャラがヌルヌルと動く姿は衝撃的で、今なお深く印象に残っています。

そんな涼宮ハルヒシリーズの最新作、「涼宮ハルヒの劇場」が2024/11/29日に発売決定

そのニュースを聞いた時に、約20年近く前のあの頃に思いを馳せつつ、そういえばハルヒの原作って見たことなかった事に思い至り、この度原作を手に取ることになった次第。

ということで記念すべきシリーズ第一作「涼宮ハルヒの憂鬱」を今さらながら読んだ感想を話していきたいと思います。

簡単なあらすじ

サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、それでも俺がいつまでサンタなどという想像上のじーさんを信じていたかと言うとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。

引用:涼宮ハルヒの憂鬱

プロローグの冒頭の部分、この物語の主人公にして語り部たるキョンの心情を語っている一文。

本巻「涼宮ハルヒの憂鬱」を読み終えた今、改めてこの一文を見ると本当にすごいと感じる。

何故ならこの作品がいったいどういう物語なのかがこの冒頭の一文にメッセージとして込められているから。

つまるところサンタクロースのような超常的な何かなどこの世に存在しない。でもそんな世界はつまらない、世の中にはきっともっともっと面白いものがあるはずだ!本作のヒロイン涼宮ハルヒはそんな思いを胸に抱く行動力とバイタリティに溢れる高校生の女の子。

その振る舞いはわがまま、自己中、傍若無人とまるで台風のようにはた迷惑で、自身の目的のため常に周囲を振り回す。

そして本作の主人公であるキョンはそんなハルヒが巻き起こすドタバタ劇に巻き込まれながらも、どこか自分もそんな世界を望んでいた節があるごくごく普通の少年。

そんなハルヒとキョンそして個性的な仲間たちが織り成すSF学園ラブコメ。それが涼宮ハルヒの憂鬱です。

感想

ここからは若干のネタバレを含みますので注意してください

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」

引用:涼宮ハルヒの憂鬱

高校に入学して、最初の自己紹介でハルヒが発した言葉。

この言動と普段の奇行から関わってはいけない、と周囲から避けられるハルヒ。ところが何故かキョンはそんなハルヒの事が気になってしまい、好奇心からハルヒに関わってしまうことで物語が動き出す。

ハルヒはキョンが何気なく発した言葉からSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)という名の同好会を設立。なし崩し的にキョンも参加させられる事に。

そして寡黙な読書少女長門有希。バニーにさせられたり、メイドにさせられたりとハルヒにおもちゃにされる朝比奈みくる。そして清涼感溢れる爽やかイケメンの小泉一樹。

SOS団に集まった三人から三者三様の秘密と涼宮ハルヒの真実を打ち明けられた時、それまで何もなかったはずの日常がまるでジェットコースターのように一気に非日常へと変化していく。

この作品のタイトルである「涼宮ハルヒの憂鬱」が示す通り、ハルヒは何も起きない世界に不満を感じ、常に憂鬱な状態。

奇行に走りがちだが実のところハルヒは理知的で頭がよく冷静な人物。自身の望むような超常的な何かなんて起こるわけがない、そんな事はわかっている、それでも憧れを捨てることはできない。

ハルヒの中では、相反する二つの気持ちがせめぎ合っている状態で非常に不安定。

そんな中ついにハルヒのイライラが頂点に達してしまうある事件が発生。

巻き込まれたキョンは世界を取り戻すために奔走していく事になりますが、事件が起きた理由、そして解決の手段、この辺りはしっかりとラブコメ要素が取り入れられています。ハルヒって実は可愛いとこあるじゃん!って思ってしまいましたね。

ただ単にラブコメするのではなく、そこに至るまでの伏線もキッチリと用意されており、「ああなるほどな」と納得させられてしまう魅せ方も秀逸。

基本的にはハルヒを中心としたSF要素が強いですが、意外と嫉妬深いハルヒの気持ちがどのように変化していくのかも楽しみな作品と言えます。

そうそう最後にアニメ関連についても一つ。

この作品の良さの一つがキョンの語りの部分。第三者視点ではなくあくまでもキョンの視点と内面の描写で物語が進行していきますが、元々アニメから入っているので、読んでいる最中、終始杉田さんの声に変換されるような一体感がありました。というか、改めて文面で見て、あそこまで違和感なくキョンを再現されている杉田さん本当にすごいと思いました。

アニメしか見てないという方も、書籍で新たな発見を見つけられるかもしれないので手に取ってみてはいかがでしょうか?おすすめです。

ここまでみてくださってありがとうございました。それではまた。

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