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【おすすめ現代ファンタジー】34歳カードゲーマー和泉慎平 信金営業は魔法少女を狩る!のあらすじと感想【隠れた名作小説】

34歳カードゲーマー和泉慎平 信金営業は魔法少女を狩る ライトノベル
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こんにちはピヨたけです。

ラノベ現代ファンタジーもので是非ともおすすめしたい隠れた名作、34歳カードゲーマー和泉慎平 信金営業は魔法少女を狩るの簡単なあらすじと感想についてまとめています。

作品詳細

レーベル Novel 0
著者 楽山
イラスト みゅとん
属性 現代ファンタジー 異能バトル カードゲーム おっさん 魔法少女 アイドル 年の差カップル

あらすじ

主人公の和泉慎平は地方都市の信用金庫に勤める34歳のサラリーマン。趣味はカードゲーム「ワインズマンクラフト」とアイドルグループ「サウスクイーン」のメンバー冴月晶の推し活である。

卓越したカードゲームの腕を持ち、ワインズマンクラフトのイベント大会で、あまりにも扱いが難しすぎて使えないと言われるサウスクイーンコラボ「千刃の舞姫・冴月晶」を中心としたデッキでベスト4になるほど。

ある日、和泉は同じくワインズマンクラフトが趣味の不思議な少年に出会う。そしてこの少年とのカードバトルに勝利した事が和泉の運命を大きく変える事になる。

その後、和泉の前に現れた怪異によって命の危険に晒されるが、それを救ったのは白装束に身を包み十字剣を携えたアイドルグループ「サウスクイーン」の冴月晶だった。

アイドルグループ「サウスクイーン」は仮の姿。本当の彼女達は和泉を襲ったような怪異すなわち「悪魔」から世界を守る「ソロモンの騎士」と呼ばれる魔法少女だったのである。

和泉を救った冴月晶は和泉がワインズマンクラフトの大会で自分がモデルのカードを使用してベスト4に入った人物である事に気がつく。何故なら彼女もワインズマンクラフトのカードゲーマーだったからである。

二人は意気投合しワインズマンクラフトを通して冴月晶は和泉に特別な感情を抱くようになる。

冴月晶との出会い、そして不思議な少年との再会により和泉の日常は終焉を迎える。

再び和泉の前に現れた少年は自分が開発したカードゲーム「デモンズクラフト」で和泉に再び勝負を挑む。少年の正体は魔王、デモンズクラフトは魔王の力が込められた悪魔を召喚するカードだった。和泉がデモンズクラフトを託すに値する人物か見定めるために勝負を挑んだのである。

無意識のうちにデモンズクラフトで悪魔を召喚してしまった和泉。そこに魔王出現の知らせを受けて現場に向かっていた冴月晶が現れ和泉に襲いかかるが、和泉はデモンズクラフトを駆使して冴月晶を倒してしまう。

次の日、意識を取り戻した和泉の前に現れる魔王。そして和泉の手の中にはデモンズクラフトのカードとなった冴月晶の姿があった。

とまあ、ざっくりとしたあらすじはこんな感じです。ここまででだいたい巻の半分くらいあります。

感想

魔王の趣味に付き合い、選ばれてしまった事で魔王と魔法少女の戦いに巻き込まれる事になってしまった主人公。

自分が、そしておそらく自分の事を慕ってくれていた冴月晶を手にかけてしまった事を激しく後悔しながら、それでも生き残るためにソロモンの騎士との戦いに身を投じていく。

そして絶対絶命の危機が訪れた時、彼を救ったのは自分が手にかけてしまった冴月晶だった。

デモンズクラフトの悪魔として召喚された冴月晶は、自分がこうなった経緯も、ソロモンの騎士だった事も、全ての記憶を残したまま、それでも一片の迷いなく和泉に寄り添い、かつての仲間を打ち倒す。

そんな彼女を見て和泉は必ず冴月晶を元に戻そうと決意する。

もうね。冴月晶が可愛いすぎます。悪魔堕ちしてるので、和泉に付き従う姿がそうなる前の彼女の思いだったのか?それともデモンズクラフトの魔力がそうさせているだけなのか?それはこの巻の最後にわかるはず。

主人公の和泉慎平はただ巻き込まれただけの普通の人間。特別な力は何もなく、あるのはこれまで培ったカードゲームの知識と泥臭くても生き残ることを決して諦めない心。正直かっこいいかどうかは人によって意見は分かれると思うけどピヨたけは好き。

カードゲームが題材になっていますがカードバトルをするわけではなく、カードを使用するのは主人公の和泉のみ。というのも和泉以外は人外の化物なので、何の力も持たない和泉がカードから悪魔を召喚して対抗するという、どちらかと言えばカードゲーマーというより召喚士に近い。ただカードは召喚だけでなく魔法カードのようなものもあるので、カードゲームっぽい思考で戦っていく描写が面白い。

異世界ではないファンタジーと強いけど泥臭いおっさん主人公をお求めなら是非ともおすすめしたいです。

ちなみにこの作品。この巻以降の話もカクヨムに掲載されています。最初はただただ生き残りたいだけだった和泉が、やがて自分の意思で戦いに身を投じる姿もそちらで見ることができます。

一ファンとしてこの物語の完結を楽しみにしております。

ここまでみてくださってあるがとうございました。それではまた。

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